2022 美の起原展では、より広く偏りのない審査のためゲスト審査員をお迎えし「大賞・準大賞・特別賞・奨励賞」の他に「審査員賞・ダーウィン賞」を追加いたします。
この度お迎えいたしました審査員のお二人をご紹介いたします。
とに〜
アートテラー
1983年生まれ。千葉大学法経学部法学科卒。元吉本興業のお笑い芸人。
芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。
現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。
著書に『名画たちのホンネ』(三笠書房)、『東京のレトロ美術館』(エクスナレッジ)など。
公式ブログ:アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
Twitter:@artteller
Instagram:@artteller_tony
審査員参加へ向けて
『美の起原展』10周年おめでとうございます!
毎年素敵な作家を輩出しているこのコンテストの審査員を務めるのは光栄である以上に、プレッシャーでもあります。美の起原展が、お笑い界でいうところのM-1のように、毎年ファイナリストに誰が選ばれたのか世の中の人が楽しみにするような、コンテストになるお力になれたらと思い、審査員をお引き受けしました。そういう意味では、僕の審査ぶりも皆様に審査頂けましたら。
日本一面白く、日本一公平なコンテスト、美の起原展をよろしくお願いいたします!
大杉浩司(おおすぎひろし)
インディペンデント・キュレーター
1960年広島県生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科修了。
1996年より学芸員として川崎市岡本太郎美術館の設立に関わる。主な展覧会「太陽の塔からのメッセージ」「明日の神話完成への道」「まる裸の太郎」「ゴジラの時代」など。
2007年から川崎市市民ミュージアム学芸員として勤務。
2015年より再び岡本太郎美術館に勤務し「鉄道美術館」「岡本太郎とメディアアート」「高橋士朗・古事記」「岡本太郎美術館20周年展」他を企画する。2021年岡本太郎美術館を定年退職し、同年4月から岡本太郎記念館主任研究員として現職。
著書「岡本太郎にであう旅」小学館
審査員参加へ向けて
これまでは岡本太郎という思想のもとで様々な企画展やTARO賞という公募展に携わってきました。第10回を迎える美の起原展では沢山の応募作品の中から個性的で魅力ある作品に出会えること。そこから新たな時代を牽引する芸術家が生まれればそれは何よりも楽しい、やりがいのある仕事だと思っています。綺麗で上手な作品だけではなく、不穏な空気の漂うこの時代を生きる私たちに毎日の生活が楽しくなるようなウイットとエネルギーに溢れる作品を期待しています。