オードリーのアート日記:「明けても開けてもマトリョーシカ~弐ノ段」めでたさ重ねて第二幕

 

展示台にズラリと並んだマトリョーシカ作品

年明け最初にお邪魔したのは、銀座 美の起原の展覧会。新春を飾る作品は、なんとマトリョーシカ!人形の中からまた人形が出てくる、あの独特な入れ子構造が愛らしいですよね。昨年の展覧会「開けても開けてもマトリョーシカ」の第二幕で、総勢23名による個性が光るマトリョーシカが集結しています。ギャラリーには、縁のある作家によるマトリョーシカがずらりと並び、壁面にはそれぞれの絵画などの作品が展示され、新年らしい華やかな空間になっています。

笠原美和さんのマトリョーシカ

笠原拓三さんのマトリョーシカ

一口にマトリョーシカと言っても、作家によってアプローチが全く違うのも面白いところ。例えば笠原美和さんの作品は、着物を着た女性の人形が三体組になった、王道のマトリョーシカ。一方、笠原拓三さんは、マトリョーシカ型をキャンバスのように見立て、月の浮かぶ幻想的な空間に女性や猫を描いています。人形というより、もはや「立体の絵画」といった印象です。

左側が清水潤二さん、右側がNISHINO HARUKAさんの作品

ギャラリーの奥に進むと、清水潤二さんとNISHINO HARUKAさんのマトリョーシカが目を引きます。おふたりはモノトーンを基調としていますが(NISHINOさんは赤色も使われています)、清水さんは細部まで描き込まれた写実的な女性、NISHINOさんは独特の文様のあるダルマや昆虫と、全く異なる世界観の作品。でも、どちらも圧倒的な密度で、思わず食い入るように見入ってしまいました。そして美の起原初登場のゾムテッドさんは、さすがマトリョーシカ作家。他の作家と一線を画すフラットな描写と、光沢感のある仕上げが印象的でした。

印象に残ったやないふみえさんの作品。張子のようなマトリョーシカの質感にグッと引き込まれました

さらに、この展覧会のおすすめポイントは、「手にとりやすい価格帯」であること。ほとんど2万円ほどで、好きな作家のレアな作品としてはもちろん、初めての購入にもぴったりです。しかも、その価格と思えないほど、どの作品も丁寧に描き込まれています。見応えのある作品ばかりで、いつもより長居してしまいました。まさに眼福。さぁ、皆さんも美の起原で、新春の「福」を探しに行きましょう!

「明けても開けてもマトリョーシカ~弐ノ段」めでたさ重ねて第二幕

2026年1月7日(水)~15日(木)日曜休廊
12:00〜18:30(最終日16:00)                           
美の起原
WEB展示

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